北山たけし&大江裕で「北島兄弟」 師匠・サブちゃん次男の遺作を熱唱

スポーツ報知
中野サンプラザでコンサートを行った「北島兄弟」の北山たけし(右)、大江裕

 演歌歌手の北山たけし(44)、大江裕(28)が6日、師匠の北島三郎(81)が命名したユニット「北島兄弟」として東京・中野サンプラザでコンサートを行い、新曲「ブラザー」(8月15日発売)を熱唱した。

 北山はデビュー15周年、大江は10周年。節目の年に2人で全国を回りたいと北島に相談したところ、「いいじゃないか。お前たちは北島ファミリーの兄弟。北島兄弟という名前をあげるから、全国を回りなさい」と背中を押された。

 同曲は、北島の次男で3月に死去した大野誠さん(享年51)が「大地土子」名義で作詞・作曲した。昨年末に2人からデュエット曲の依頼を受けた大野さんは楽曲を完成後に他界。その後、アレンジとレコーディングをしたという。開演前に取材に応じた北山は「兄弟のような誠さんの遺作として頑張って歌いたい」。大江は「誠さんは会場のどこかで聞いてくれてるはず。届くように歌いたい」と力を込めた。

 ユニットは期間限定ではなく、今後もソロと並行して活動する。北山は「一度『北島』の名前をもらったらこっちのもんです」と笑わせ、「師匠の背中を見ながら兄弟で頑張りたい。年末に向けて良い結果を残して恩返ししたい」とNHK紅白歌合戦への出場に意欲を見せた。

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