張本勲氏、大谷翔平の復帰に「心配。もう１回やったら本当にダメになる」

　野球評論家・張本勲氏（７７）が８日放送のＴＢＳ系「サンデーモーニング」（日曜・前８時）に生出演し、右肘じん帯損傷で故障者リスト（ＤＬ）入りしていたエンゼルスの大谷翔平投手（２４）が３日のマリナーズ戦で打者として早期復帰を果たしたことに「大谷、心配ですよ」と指摘した。

　張本氏は「練習のバッティングでは痛くないんでしょうね。左バッターは、右が非常に大事なんですよ。特に肘が。ですから、投げるときは痛いけど、振るときは痛くないのか分かりませんけど、もう１回やったら本当にダメになりますよ。右手が絶対、大事だから」と述べた。

　さらに「王（貞治・現ソフトバンク会長）が（本塁打）８６８本の世界記録持っているけど、最後まで左手がかぶっているホームラン一本もないから、全部、右手一本で放り投げている。だから肘が非常に大事なんです。心配してますよ」と案じていた。