別世界への入り口…宝塚大劇場の新緞帳「Forever」お披露目

スポーツ報知
宝塚大劇場の新緞帳「Forever」のお披露目式に出席した宝塚歌劇月組の(左から)憧花ゆりの、珠城りょう、愛希れいか、月城かなと

 宝塚歌劇の本拠地、兵庫・宝塚大劇場の新緞帳(どんちょう)「Forever~時を超えて~」のお披露目式が3日午前に行われた。この日の花組「MESSIAH(メサイア)」「BEAUTIFUL GARDEN」の13時公演から使用される。

 株式会社加美乃素本舗から寄贈されたもので、西陣本綴(ほんつづれ)錦織で織られており、ロココ様式の唐草模様を背景に、トップスターが背負う羽根をイメージした金線が伸びているデザイン。玉虫色の色彩はステンドグラスの光をイメージしているという。

 昨年9月の「Serenade」(高砂熱学寄贈)、今年1月の「夢」(ワコールホールディングス寄贈)に続き、3つの緞帳がすべて新調された。

 お披露目式には、歌劇団から月組の組長・憧花ゆりの、トップスター・珠城りょう、トップ娘役・愛希れいか、加美乃素本舗の新イメージキャラクター・月城かなとの4人が出席。

 新緞帳を背に、憧花は「別世界への入り口を表現していると聞いています。見た瞬間にワクワクして、夢の世界が始まったよう。素晴らしい緞帳が開いた瞬間に、お客様に夢の世界が開くように、生徒一同、さらに努力を重ねてまいりたい」と、あいさつした。

 24日に開幕する「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―」でトートを演じる珠城は「長く愛され、語り継がれた作品。お客様すべての心に残るような舞台をお届けできるよう、精いっぱい頑張りたい」と、気を引き締めた。

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