「宮崎駿監督の新作は完成まであと3、4年」ジブリ鈴木プロデューサー明かす

スポーツ報知
著書をPRする鈴木敏夫氏

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(69)が5日、東京・渋谷の大盛堂書店で初のノンフィクション小説「南の国のカンヤダ」(1728円)発売記念イベントを行った。

 小学館の週刊誌「女性セブン」に昨年3月から今年の1月まで連載した、ひょんなことから知り合ったというタイ人女性をめぐる物語。宮崎駿監督(77)や、4月に亡くなった高畑勲監督(享年82)の知られざる秘話も収録している。ジブリ関連の著書は出しているが、小説は初めてで「内容はほぼ実体験。差し障りもあるので本物じゃないことも入れてあるから、ノンフィクションでもあり、ノベルでもある。ジブリの本は売れようが売れまいが知ったこっちゃなかったけど、今回はドキドキします」と笑顔。宮崎監督には内緒にしているそうで「この本の存在を宮崎駿に知られないようにしている。多くの人に読んでもらいたいけど、関係者に知られるといやだという複雑な気持ち」と照れた。

 映画化については「知り合いのプロデューサーに『映画化する気はあるんですか?』とは聞かれました。物好きがいれば」と、まんざらでもなさそうだったが「宮崎監督で?」と振られると「ありえない」と大きく首を横に振った。

 宮崎監督は新作の製作に取り組んでいるが「丸2年やっていて、完成まであと3年か4年か、それぐらいのペース。今までできなかったことをやってます」と明かした。

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