木下ほうか、骨髄提供した心境告白「売名行為って言われるのが一番イヤ」

スポーツ報知
木下ほうか

 俳優・木下ほうか(54)が10日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)に出演。骨髄を提供した当時の葛藤を告白した。

 今までに51回献血を行ったという献血マニアの木下は、骨髄バンクのドナー登録を呼びかけるポスターを見て、ドナー登録を決意。俳優の仕事が少なくバイトをしながら生活をしていた当時は「骨髄移植のドナーになればオーディションのネタになる」との考えがあったことを明かした。

 登録するもしばらくは連絡が一切なかったが、突然通知が来たという。骨髄移植を行われるのが、連絡が来てから約150日後だそうで、この間に大きな仕事が入るかもしれないと、断ろうと一度は決意。しかし、雑誌の特集で2005年38歳で亡くなった本田美奈子さんの記事を目にし、移植を決意した。

 移植を行った1年後に患者と妻から手紙が届き、手術が成功したことが分かったという。木下は「嬉しいですね。自分で自分が嬉しい」と涙ながらに語った。

 骨髄提供を行ったことをテレビで放送することに「売名行為って言われるのが一番イヤだったけど、それより事実を伝えることでドナー登録数が増える事の方がプラス」と話し、「やった後に『あれ、こんなので終わり?』って言うのが正直なところ。術後の患部も、全く僕は無痛に近かったです」と手術の時を振り返った。

 この話を聞いたテレビプロデューサーのテリー伊藤氏(68)は「こんないい人だと、今後の役柄として厳しいですね」と懸念。木下は憎まれ役の仕事が減るのを理由に「この放送を中止にしてもらいたいです」と笑いを誘った。

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