サザン、13年ぶり野外フェス ロッキンジャパン大トリで6万9000人熱狂

スポーツ報知
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に出演し、13年ぶりに野外フェスでライブを行ったサザンオールスターズ・桑田佳祐。

 デビュー40周年を迎えた5人組バンド・サザンオールスターズが12日、茨城・ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で開催中の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」に出演し、13年ぶりに野外フェスでライブを行った。

 4日間開催の最終日。約200組の大トリとして、国民的人気バンドが登場すると、来場した6万9000人の人波が揺れた。オープニング曲「希望の轍」のイントロと同時に、熱気は最高潮に達した。

 ボーカルの桑田佳祐(62)は「僭越(せんえつ)ながら、最後にやらせていただきます。40年間、雨バンドです(笑い)。ゾンビのようにロッキンジャパンに出させていただき、『これからもよろしくお願いします』と言ったところです」と、ちゃめっ気たっぷりにあいさつ。「西日本豪雨や台風災害など難しい、つらい夏でした。こういう言い方がいいのか分からないけど、わざわざはるばる、こんな辺ぴなところまで来てくれてね。最後まで楽しみましょう!」と呼びかけた。

 圧巻の1時間半。新旧17曲の豪華ラインアップで魅了した。「いとしのエリー」「涙のキッス」、次々とヒット曲を繰り出し、スタートから全開。夏にピッタリなエロの要素もちりばめ、“らしさ”もみせた。「HOTEL PACIFIC」では水着美女たちが彩り、「マンピーのG★SPOT」では、桑田自ら「G」マークの付いたブリーフ型のカツラを装着。漫画「変態仮面」を連想させる男性ダンサーたちと腰をくねらせた。

 「みんなのうた」の歌唱時には「ROCKIN JAPAN このステージに 立たせてくれて ありがとう」「1978年 デビューした サザンオールスターズ みんなの応援があり ここに立っていられるのさ」「素晴らしい 夏のステージを 忘れはしない」と、替え歌にして感謝の気持ちを表現。“おきまり”の客席への放水で喜ばせ、大盛り上がりの中、「勝手にシンドバッド」でフィナーレを迎えた。

 5人は、来春に4年ぶりの全国ドーム&アリーナツアー(詳細未定)を控えるが、今年の発表済みのライブは6月25、26日のNHKホール公演と、この日だけ。年内のこの先の予定は「未定」(関係者)というが、いやが応でも期待してしまうところだ。

 「まだまだ暑い夏が続くから、お身体(からだ)ご自愛を。ステキな秋を迎えてください」と桑田。2018年、もっともっとサザンの歌声を聴いていたい。

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