アテネ五輪銀メダリスト・山本博氏「村田に対する言葉が許せない」山根明氏を糾弾

スポーツ報知
山根明氏

 アテネ五輪・アーチェリー銀メダリストで日体大教授の山本博氏(55)が13日放送のフジテレビ系「バイキング」(月~金曜・前11時55分)に生出演し、暴力団との交際や不正判定関与などが問題視され日本ボクシング連盟の会長と理事を辞任した山根明氏(78)に苦言を呈した。

 MC・坂上忍(51)が「“男・山根”という割には、引き際に関して男らしくない」とチクリ。坂上から意見を求められた山本氏は「(ロンドン五輪金メダリストの)村田に対する言葉が許せない」と口を開いた。

 ボクシング連盟会長だった山根に対し333人がパワハラや不正判定などを告発した際、村田は「そろそろ潔ぎよく辞めましょう。古き悪しき時代の人たち」とSNSで発信。これに山根氏は「生意気だ」「一人で金メダルを取る力はなかった」などと発言した。

 山本氏は「今まで交流があった選手たちから聞く共通の言葉は、『今までいい指導者だったのに、あの一言がね』というもの。『俺が勝たしてやった』とか『俺のおかげでメダルを取れた』とか言い出した指導者には、選手たちが距離を置くようになる。こういう思いで自分たちの面倒を見ていたのかと。ああいう言葉がでちゃうと、何のためにボクシングをしてきたのか、結局自分のためかと思っちゃいます」と明かした。

 さらに「東京五輪が来ることによって、どの競技団体も一生懸命組織作りをしているのが現状。今回の団体は公益法人ではなく一般社団法人だったから、国の指導があまりなかったのかなと思います」との見解を示した。

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