「万引き家族」が中国でも大ヒット 実写の日本映画歴代興収1位に

スポーツ報知
映画「万引き家族」のメインビジュアル(C)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

 第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールに輝いた是枝裕和監督(56)の映画「万引き家族」(公開中)が中国で公開された実写日本映画の興行収入歴代1位を達成したことが13日、分かった。

 万引きで生計をたてる家族を描いた同作は3日、中国全土約6000スクリーンで公開され、週末興行成績第4位、約7.9億円を突破した。11日には興収約13.4億円を記録し、これまで1位だった「銀魂」(17年)の約13億円を超えて実写の日本映画で1位を獲得。公開わずか9日目での快挙となった。

 また9月にスペインで開催される第66回サンセバスチャン映画祭では、是枝監督が生涯功労賞にあたる「ドノスティア賞」を受賞。先月、ドイツで行われた第36回ミュンヘン国際映画祭では外国語映画賞にあたる「ARRI/OSRAM賞」を日本映画で初受賞。中国のほかにアジア、ヨーロッパ、北米などを含めて現在185か国と地域での公開が決定されている。

 日本では6月8日に公開され、今月12日までに興収43億1200万円、約352万人を動員している。

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