橋下徹氏、金足農・吉田の“美談”疑問視「どれだけの負担、選手寿命をどれだけ縮めたのか」

スポーツ報知
金足農のエース・吉田輝星

 橋下徹前大阪市長(49)が22日、自身のツイッターを更新。21日の全国高校野球選手権決勝で大阪桐蔭(北大阪)に敗れ、準優勝となった金足農(秋田)の150キロ右腕・吉田輝星(こうせい、3年)について「どれだけの負担がかかり、選手寿命をどれだけ縮めたのかを科学的に明らかにすべき」と持論をつづった。

 吉田投手は秋田大会初戦から今大会準決勝まで全11試合で1517球を投げ、決勝は5回まで132球を投げて降板。橋下氏は「大阪桐蔭と金足農業のメンバーには敬意。しかし金足農業の吉田選手を美談で終わらす間は、日本のスポーツ界に未来はない」とし、「吉田選手にどれだけの負担がかかり、選手寿命をどれだけ縮めたのかを科学的に明らかにすべき。それくらいのことができないなら日本のスポーツ科学論は役立たず」と指摘した。

 橋下氏は今月13日にも済美(愛媛)の山口直哉(3年)が星稜(石川)戦で延長13回を一人で投げ切り、投球数が184球に達したというニュースに触れ、「投球数制限は直ちに導入すべき。こんな不合理・非科学的なことをやり続ける国は、前近代的野蛮国家だ。さらに練習日数・練習時間制限を導入して、決められた練習時間でいかに結果を出すかを切磋琢磨させるべき」とツイートしていた。

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