東出昌大、大阪桐蔭の優勝に興奮…その優勝の瞬間は?

スポーツ報知
舞台あいさつに出席した東出昌大(左)と濱口竜介監督

 俳優・東出昌大(30)が22日、大阪・浪速区のなんばパークスシネマで、主演映画「寝ても覚めても」(9月1日公開、濱口竜介監督)の先行上映会の舞台あいさつに出席した。

 芥川賞作家・柴崎友香氏の小説を映画化。初めて一人2役を演じた東出は「監督からは演じ分けを考えなくていいと言われた。たまたま2つの現場を同時期に縫ってやっていたような感覚」と振り返った。NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」以来となる関西弁に「もう、熱が出るかと思いました。監督の現場は撮影前に本読みをたくさんするんですが、ニュアンスを抜いて関西弁をしゃべってほしいと言われて。本当に難しかったです」と苦労を明かした。

 今作は、第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品となった。濱口監督とともにカンヌを訪れた東出は「カンヌってフランスにあるんだーって。僕たち本当に浮かれポンチで、誰もカンヌに行ったことないのに、撮影中から『この映画でカンヌに行きたいね』って言ってたんです。草野球チームがメジャーリーグにあこがれるみたいな感じ。でも、夢って言い続けていればかなうんだなあって思いました」と感慨深げ。「全部ひっくるめて問題作ですが、僕はこの問題作が大好きです」と熱く訴えた。

 高校野球ファンでもある東出は、第100回高校野球選手権記念大会(甲子園)に夢中になっていた様子。大阪桐蔭が史上初の2度目の春夏連覇を達成して幕を閉じたが、決勝戦が行われた21日は終日、都内で今作のプロモーションをこなしていたという。「(試合開始の午後)2時くらいからスタッフに『絶対に結果を教えないで』って言ってて、家に帰って(午後)11時半くらいから録画で全部見ました。すごい猛攻でね」と興奮が冷めない様子。早朝から大阪入りしたこの日も、今作の出演者同士のグループラインで渡辺大知(28)と「本当にすがすがしかったね」などと、準優勝した金足農(秋田)の健闘に感動してやりとりしたそうだが「他は誰も入ってこなかった」と苦笑いしていた。

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