40周年のサザンが茅ケ崎で芸術花火と融合…10・27サザンビーチ

スポーツ報知
芸術花火のイメージ写真

 デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズをお祝いしようと、ボーカル・桑田佳祐(62)の地元、神奈川・茅ケ崎市のサザンビーチちがさきで10月27日に「茅ケ崎サザン芸術花火2018」が開催されることが22日、分かった。

 芸術花火とは、一般的な花火大会とは一線を画し、「音楽」と日本の伝統的な「花火」を融合させた新しいエンターテインメント。サザンの名曲が1時間、ノンストップで流れ、リズムや曲調に合わせて打ち上げられた花火が次々にシンクロし、夜空を彩っていく。

 茅ケ崎の有志と芸術花火チームが市、観光協会などの全面協力を得て実現。3万3000席が用意される。打ち上げ数は公表しないが、関係者は「芸術花火としては過去最大。有数の花火大会の中でも最高クラスになる」と話した。楽曲については、JR茅ケ崎駅の発車メロディーの「希望の轍」などを候補に選曲を進めている。

 全国花火競技大会で最優秀賞にあたる内閣総理大臣賞を何度も獲得し、14年に黄綬褒章を受章した野村花火工業(茨城・水戸市)の野村陽一さん(67)、明治時代に創業した響屋大曲煙火(秋田・大仙市)など日本最高峰の“花火オールスターズ”が結集して作り出す純国産の花火。その花火玉が打ち上げから開いて消えるまでを計算し、30分の1秒単位で演出プログラムを組み立てる専門家・花火コレオグラファーの大矢亮さん(50)が演出を担当する。

 野村さんは「サザンの曲はスピード感にあふれ、躍動感がある。現代の花火は0・1秒間隔で打ち上がっていく。サザンの曲に合わせた花火は、見どころたくさんになると確信しています」。大矢さんも「花火との相性がいいんです。想像がつくし想像がつかない、そんなサザンオールスターズの音楽と花火の世界にどっぷりとはまりに来ていただければ」とコメントした。

 当日は5人の出演はない。翌日の28日にビーチクリーンイベントが実施される。

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