桂歌丸さん、8月の笑点復帰計画あった…「24時間テレビ」で円楽明かした
スポーツ報知

7月2日に亡くなった落語家・桂歌丸さん(享年82)が、日本テレビ系演芸番組「笑点」への1回限りの復帰計画を持っていたことが26日、明らかになった。同日放送の同局系「24時間テレビ41 愛は地球を救う」の番組内で明かされた。
歌丸さんは16年5月で司会を勇退し、終身名誉司会者となっていた。番組では歌丸さんの密着映像で、入院先の病院のベッドで「いつ司会に戻ろうか、それを今考えているんですよ」と話す姿を放送した。
歌丸さんの復帰計画を聞かされていたという三遊亭円楽(68)は「遊びじゃないところを見せなきゃだめ。笑点が学級崩壊状態だから…。一度、こういう芸なんだよ、こういうのが大喜利なんだよというのを見せたかったのでは。今は動きはある、テンポもあるけれど、本当の言葉遊びとしての笑点を一度やりたかったんじゃないかな」と歌丸さんの思いを代弁した。
歌丸さんが入院中、円楽がお見舞いに訪れた際の映像も放送。「少しずつ、良くなってるから」と励ます円楽に歌丸さんは「もうダメだ…」と初めて弱音をもらしていた。それでも、発声練習で「パンダの宝はパンだ。椎名(歌丸さんの本名)の宝はカネだ」と笑いを取る姿も紹介。入院中も「笑点」を欠かさず見ていたとしている。
番組では、「笑点復帰計画まであと1か月に迫った7月2日、愛する妻に見守られ旅だった」とナレーション。歌丸さんの1日限定笑点復帰が8月に予定されていたことを示唆していた。