みやぞん、161・95キロ完走 相方・あらぽん、愛犬ラブちゃんとゴールで抱擁

スポーツ報知
初のトライアスロン形式を完走した、みやぞん(左5人目)を祝福した(左から)松島聡、中島健人、佐藤勝利、あらぽん、(1人おいて)菊池風磨、マリウス葉、坂上忍

 毎夏恒例の日本テレビ系「24時間テレビ41 愛は地球を救う」で、初のトライアスロン形式に挑戦したANZEN漫才・みやぞん(33)が番組終盤の26日午後8時45分、東京・北の丸公園の日本武道館にゴールした。この日、東京は最高気温36度を記録する猛暑日だったが、100キロのランを走破。スイム、バイクを含めた計161・95キロを完走した。

 涙が止まらなかった。午後8時45分、メインパーソナリティー・Sexy Zoneや9歳の愛犬・ラブちゃんが待ち受ける日本武道館。みやぞんは万感の思いでゴールテープを切った。161・95キロを無事に完走。みやぞんは「最後、本当にゴールできないと思ったのでホッとしました。いろんな人に支えられて最高でした。楽しかったです!」と振り返った。

 完走後、みやぞんは同局の「行列のできる法律相談所」(後9時)に生出演。「2か月間、一緒にやってきたトレーナーから武道館の入り口で『(ここからは)1人で行きな』って背中を押されて、『もう一緒に走れないんだ』って…」と涙の理由について語った。

 史上初のトライアスロン形式。スイム、バイクでは体力を温存し100キロのランに臨んだが、真夏の太陽が体力を奪っていった。この日は、関東地方で22日ぶりの猛暑日となった25日をしのぐ暑さ。都内の最高気温は36・0度を記録したが、アスファルトの照り返しで体感温度は40度近くにまでなった。「昼の0時ごろ、一番諦めようかと思った。疲労が来て、眠くて…」。完走ペースから1時間ほど遅れ、足が止まり、歩くようなしぐさも見られた。

 それでも前を向けたのは、母・春奈さんと相方・あらぽん(32)の“愛”の力だ。あらぽんはレース前、みやぞんに内緒で春奈さんの元を訪れ、みやぞんのサンバイザーに「笑顔で最後まで頑張れ」と直筆のメッセージを入れてもらった。つらいときには、その文字を見つめ、気合を入れ直した。日が沈むにつれ、徐々にペースアップ。ラスト1時間は驚異的なスピードを見せ、周囲を驚かせた。

 前日25日のスタートから32時間34分。泣き顔も、ゴール後はすっかり晴れた。「いい夏の思い出です。本当に幸せです。やったぞ、やったぞ、やったぞ~!」。鉄人ヒーロー・みやぞんは、いつもの笑顔でさわやかに武道館を去った。

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