さくらももこさんが原作担当のウェブアニメ「GJ8マン」継続

スポーツ報知
原作ノーギャラ岐阜・郡上八幡舞台「GJ8マン」

 さくらももこさんが原作を担当し、16年10月から月1回のペースでウェブ上に放送されていた岐阜県郡上市の郡上八幡を舞台にしたアニメ「GJ8マン」(ジー・ジェイ・エイトマン)が、今後も継続して放送していくことが28日、分かった。

 「GJ8マン」は、さくらさんが3年前に当地を訪れた際に街の様子を気に入り、その後一方的に作り上げてしまったキャラクター。郡上市の許可を得て、同市出身のデザイン会社社長・名畑博夫さんとともにノーギャラでウェブアニメ化した。自身は脚本や声優も担当。最近は乳がん闘病中だったが、最後まで体調と相談しながら脚本執筆に意欲を見せていたという。

 「GJ8マン」はグッズ化もされ、当地を走る長良川鉄道でラッピング電車が通るなど、地元で知らない人はいないほどの人気ぶり。名畑さんは「生前、先生は『これはずっとやっていくものだから』と話すぐらい思い入れは強かった。会社がなくなるまで続けるつもりです」と宣言。次回は9月8日の予定だったが死去のため見送り、10月8日の配信を予定しているという。

 ◆28日さくらさん関連めも

 ▼黙とう さくらさんが70年代に通い「まる子」が通う小学校のモデルとなった静岡市立清水入江小学校の校内放送で「卒業生の漫画家、さくらももこさんがお亡くなりになりました」とアナウンス。児童らは教室で黙とうした。

 ▼感謝 静岡市の田辺信宏市長(57)は、さくらさんが死去したことについて「清水や静岡を愛してくれて、お会いをするといつも古里の話で盛り上がった。本当に残念だ」と悼んだ。市の広報担当は、市民栄誉賞授与などについて「検討する可能性はある」とした。

 ▼追悼クリーム ニベア花王(東京)はさくらさんのイラスト入り「ニベアクリーム」を9月8日に予定通り発売。

 ▼献花台 静岡市清水区のミュージアム「ちびまる子ちゃんランド」に、午前10時のオープンから午後5時半までに通常の倍以上の約700人が訪問。ホームページに「私達もさくら先生の遺志を継いで、ちびまる子ちゃんランドを大切に守ってまいります」と記した。9月9日まで献花台が、同30日まで記帳台を設置。

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