さくらももこさん、最後の「ちびまる子ちゃん」シナリオは桑田佳祐との交流だった

スポーツ報知
「ちびまる子ちゃん」(C)さくらプロダクション

 フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」の現場監督を務める高木淳氏が1日放送のフジテレビ系「めざましどようび」(土曜前6時)のインタビューに応じ、8月15日に乳がんのため亡くなった同作品の原作者で漫画家・さくらももこさん(享年53)の最後のシナリオについての秘話を明かした。

 高木氏は最後のシナリオを「1時間スペシャル番組用に書き下ろしていただいたシナリオが多分、最後の作品になると思います。1974年の当時の桑田佳祐さんとまる子のお話」と昨年10月1日放送の「ちびまる子ちゃん×桑田佳祐~100万年の幸せ!!スペシャル~」が最後のシナリオだったことを明かした。

 学生時代のサザンオールスターズ・桑田佳祐(62)とまる子の交流を描いた作品で高木氏は、さくらさんが特にこだわったシーンを「文化祭のコンサートシーンがあるんですけど、これに関しては力が入っている。まる子が桑田佳祐さんの歌に対して感動して、素晴らしいというあたりは、自らの思いが多分入っていると思います」と振り返った。

 その上で「基本的には現場にほとんどおっしゃらない先生だったんですけど、コンサートのシーンでは、ここのまる子はもっと応援して欲しい!とか」と秘話を明かしていた。

 高木氏はさくらさんを「天才って一言で片付けちゃいけないんですが、やはり先生の力というか才能というか、独特の特殊なもので」と絶賛し、アニメ製作を「なんとかテイストを出したい出したいと思っているんですがなかなかうまくいきません」と打ち明けていた。

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