「サザエさん」フネ役の麻生美代子さんが死去…92歳、老衰で 

スポーツ報知
「サザエさん」フネとサザエ(C)長谷川町子美術館

 フジテレビは3日、アニメ「サザエさん」の初代・磯野フネ役を務めていた麻生美代子さんが死去したことを発表した。92歳だった。麻生さん所属の俳協(東京俳優生活共同組合)も各社に訃報を送付。亡くなったのは、8月25日の午前7時23分、「老衰により永眠いたしました」と記した。

 麻生さんは、1969年10月の初回放送より2015年9月まで46年に渡って、フネ役を担当した。

 フジテレビは「この度の麻生美代子さんご逝去の報に接し、心からご冥福をお祈り申し上げます」とし、サザエさん役の声優・加藤みどりが「放送が始まった時は私が一番年下だったのですが、それからずっと、何かあればいつも麻生さんに相談できて、頼りになる先輩でした。現場でもムードメーカー的存在なので、『サザエさん』の中でも外でも麻生さんがいれば安心してやってこられました。趣味人でもありいろんなことに前向きな方で、80歳になられても声が出るし、滑舌も良く、先輩として皆の目標になっていました。なので、私の中では同じ形で麻生さんが生きているような感じがして、懐かしい思いがします。どこにいても、麻生さんは麻生さんです」とコメントを発表した。

 タラちゃん役の貴家堂子も「とても残念でさびしいです…。安らかにお眠りください」と悼んだ。

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