山口紗弥加がデビュー24年、38歳でドラマ初主演「むくむくと力が湧いてきた」

スポーツ報知
38歳にしてドラマ初主演を飾る山口紗弥加

 女優の山口紗弥加(38)が、10月4日スタートの日本テレビ系連続ドラマ「ブラックスキャンダル(仮)」(木曜・後11時59分)でドラマ初主演することが3日、分かった。

 芸歴24年、名バイプレーヤーとして存在感を放ってきた山口が今秋、満を持して主演で花開く。アイドル女優として14歳でデビューして以来、コンスタントに活躍してきたが、主演は初めて。38歳での大役オファーに山口は「何だか夢があるなと思いました。私に期待してくれる人がまだいてくれるんだって、腹の底からむくむくと力が湧いてきました。コツコツためてきた貯金を、ここで全部使い果たすつもり」と誓った。

 昨年10月期に木村多江(47)が主演した同局の「ブラックリベンジ」に続く「ブラック―」シリーズの第2弾。前作は週刊誌の裏側を赤裸々に描いたが、今作は芸能界の闇が描かれる。山口が演じるのは、芸能事務所のマネジャー・矢神亜梨沙。かつては人気女優だったが、ニセの不倫報道をでっち上げられ、釈明会見でのバッシングを浴びて社会的に抹殺された過去を持ち、自分を陥れた人間に復讐(ふくしゅう)していく。

 劇中では、ワイドショーをにぎわせているパワハラ疑惑や謝罪会見なども赤裸々に描かれる。リアリティーを追求するため、井上公造氏ら芸能リポーターが多く所属する「株式会社KOZOクリエイターズ」が監修を務める。

 芸能界のタブーに斬り込む内容に「この作品がある意味ファンタジーだとしても、どうせ芸能界の話なら、私は“山口紗弥加”として存在すれば良いのかなと。『矢神亜梨沙』」は私自身。ドキュメンタリーとして臨む覚悟で、誠実に向き合いたい」と山口。「この復讐に正義はありません。芸能界という夢の国、うそまみれのファンタジー世界で必死にあがいている人間たちの切ないほどの生きざまを、楽しんでいただけたら」と呼びかけた。

 ◆山口 紗弥加(やまぐち・さやか)1980年2月14日、福岡県生まれ。38歳。94年、フジテレビ系「若者のすべて」でドラマデビュー。98年には歌手デビューも果たし、シングル6枚、アルバム1枚をリリース。シリアスもコメディーもできる女優として、連ドラの常連となり、この5年で18本の連ドラにレギュラー出演。18年1月期のフジ系「モンテ・クリスト伯」では怪演が話題を呼んだ。身長158センチ。

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