台風21号の影響で宝塚大劇場・バウホールの午後開演分が中止…阪神淡路大震災での休館以来

スポーツ報知
台風の影響で宝塚大劇場と宝塚バウホールの午後公演中止決定。大劇場公演「エリザベート」の一場面

 台風21号の影響を受け、宝塚歌劇団は4日、兵庫・宝塚大劇場の月組公演「エリザベート ―愛と死の輪舞(ロンド)―」の午後3時公演と、宝塚バウホール公演「New Wave! ―星―」の午後2時30分公演の中止を決めた。

 大劇場とバウホールで公演が中止になるのは、1995年1月17日の阪神淡路大震災で同3月末まで休館して以来、約23年半ぶり。

 大劇場は、最大震度6弱の大阪北部地震が発生した今年6月18日や、台風7号が西日本で猛威をふるった今年7月6日(ともに雪組公演)も予定通り行われた。関西に宿泊して遠方から来場する熱心なファンが多くいるため、宝塚歌劇はよほどの地震や台風がない限り休演しないことで有名。レアケースの判断に、劇場関係者は「午後1時から午後3時にかけて宝塚にもっとも台風が接近するとの予測。お客様の安全を最優先した」と説明した。

 この日は、大劇場、バウホールとも、午前11時開演分は予定通り上演された。「エリザベート」はプラチナチケット化している人気公演で、100枚以上の立ち見席も完売したという。観客の帰路の交通機関がストップした場合、劇場で待機できるようにするなど対策を検討中だ。

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