大竹しのぶの母・江すてるさんが老衰のため死去「９６年のあっぱれな人生でした」

　女優・大竹しのぶ（６１）の母・江すてるさんが老衰のため１日に亡くなっていたことが７日、分かった。９６歳だった。大竹の所属事務所が公式サイトで発表した。自宅で息を引き取ったという。

　公式サイトには、大竹のメッセージを掲載。「５月頃から少しずつ食欲が落ちたものの、６月には孫、ひ孫たちに囲まれ誕生日をお祝いすることも出来ました。私の息子、息子の友人たち（彼らは卒業後も度々、母に会いに来てくれていました）から、９６本のバラを頂き、『私は世界一幸せなおばあちゃんです。万歳！』と大きく両手を広げて叫んでいました」

　しかし、６月以降は徐々に食欲が落ち、ベッドにいる時間が長くなったという。

　「８月になると飲み込むことも難しく、私たちにとっても辛く厳しい日々が続きました。苦しい、苦しいと身体の訴えが多くなる中でも、最後まで感謝の言葉を言う母でした」と亡くなる直前の様子も明かした。

　　約１年前から、医師とも相談し「最期まで自宅で」と介護していたという大竹。「誰かの為に生きること、それが母の喜びでした。楽になることを望まず、最後まで役に立ちたいと願い、生きようと闘っていました。苦しかったと思いますが、悲しくはなかったと思います。９６年のあっぱれな人生でした」とつづると、「母の丈夫な肉体と、強靭な精神力を受け継いでいるのだから頑張ろうねと、母の部屋で子供たち２人と誓い合いました。介護という問題を通して、沢山の励ましのお言葉、お手紙に心より感謝します。ありがとうございました」とメッセージを結んだ。