ポルノグラフィティ、凱旋野外ライブ中止 新藤「申し訳ない。本当に。そしてくやしい」

スポーツ報知
ポルノグラフィティの岡野昭仁(右)と新藤晴一

 岡野昭仁、新藤晴一による2人組バンド・ポルノグラフィティが9日に広島・尾道市のびんご運動公園・陸上競技場で開催する予定だった野外ライブ「しまなみロマンスポルノ’18」は、悪天候のため中止になった。

 ギターの新藤は自身のツイッターで「申し訳ない。本当に。そしてくやしい」と胸中をつづった。8日は2人が1999年に「アポロ」でデビューした記念日。地元凱旋公演というだけでなく、20周年の幕開けになるはずだった。

 会場はこの日午前9時に開門。その後、同ライブの特設サイトで「10:16にびんご運動公園周辺地域に大雨による避難勧告・警報が発令されました。この状況を受けまして、メンバー・運営サイドで検討した結果、開催が困難な状況であると判断し、本日の公演を中止とさせていただく事となりました。開催を楽しみにお待ちいただいた皆様、そして既にご来場いただいている皆さま、大変申し訳ございません。お詫び申し上げます」と発表した。

 ライブ開催が決定していた7月上旬、広島、岡山などを豪雨災害が襲った。ライブをやるべきなのか、やっていいのか―。2人はスタッフと協議を重ねた末に、開催を決断した経緯がある。岡野は先月、スポーツ報知の取材に「ネガティブなことを考えたら、そればかりになってしまう。音楽に携わる人間として、原点として何を大事にすべきか。人の心を楽しませること―、そこに懸けるべきと思った。災害に遭われた地域が元気になればいいと信じて。僕らにできるのは、歌うことしかないと思った」などと話していた。

 8日のライブは雨の中、行われた。

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