元SKE矢方美紀、乳がん公表後初の公の場「楽しくがん細胞に勝ちたい」と前向きな姿勢

スポーツ報知
矢方美紀

 今年4月、乳がんのため左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けていたことを公表した元SKE48でタレントの矢方美紀(26)が9日、都内で行われた「ヘルスケアベンチャーノット」に参加。闘病を公表して以来、初めて公の場で取材に応じ、「私自身いつ何が起こるか分からないけど、楽しくがん細胞に勝ちたい」と前向きに語った。

 矢方は乳がんの早期発見をテーマとしたトークセッションに登場し、昨年6月22日に乳がんのため亡くなった小林麻央さん(享年34)の報道を見て、同年12月末にセルフチェックをしたことがきっかけで乳がん発見につながったと告白した。現在も治療中。「以前の薬は治療後、10分に1回はお手洗いに行く状態を8時間続けていた。今は9月まで週1回で抗がん剤の点滴を受けている。9月末からは放射線治療を全30回」と、つらい闘病生活を明かしたが、「生活に組み込まれていて自分が本当に病人なのかなと思う。今、こうやってお話しできていることが幸せ」と声を弾ませた。

 乳がんになって一番大変なことは「恋愛。体の変化を受け入れてもらえるかが恐怖」と不安をのぞかせる場面も。それでも、「好きな人がいます。片思いですけど、優しい普通の人です」と、この日一番の笑顔を浮かべた。

 08年から17年までSKE48で活動した矢方。ユニット卒業後の今年4月13日に自身のブログで乳がんのため左乳房全摘出とリンパ節切除手術を受けたことを報告し、「左手が今は肩から上に上げるのが少し難しい。でも、リハビリを自分でもすれば、また以前と変わらずになるそうなので、1日でも早く治したいと思います」とつづっていた。

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