塚原千恵子氏、胸中明かす「もう体操界、嫌になっちゃいました。権力なんて欲しくない」

スポーツ報知
塚原千恵子女子強化本部長

 体操女子で2016年リオ五輪代表の宮川紗江(19)からパワハラを告発された日本体操協会の塚原千恵子・強化本部長(71)と夫の塚原光男副会長(70)が10日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)にVTR出演。騒動後、初めて公の場に姿を現した千恵子氏が、朝日生命体操クラブで番組MC・真矢ミキ(54)のインタビューに答えた。

 千恵子氏は「もう体操界嫌になっちゃいました。一生懸命やっても、一生懸命やっても…」と本音を吐露。続けて「人間は優しさが一番だと思っている」と続け、「選手にも今までだいぶ、いろんなことをしてきました。成功した選手と成功しない選手がいる。やっぱり、成功していない選手が不満を言っているけど、その時その時は生徒に真剣に取り組んできましたので」と話した。

 「現場がなければ、権威なんて、権力なんて欲しくない」と続けた千恵子氏に真矢が「権力欲しくないですか」と聞くと、「別に。私は何回も辞めてますから」と返答した。

 さらに真矢が「お二人は役員に執着はないんですか」と聞くと、光男氏は「全然、執着していないです。全くないです」と返し、千恵子氏も「ここまでもめてくると、どうでもいい。もう、私がどいてやれば出来るというような形で(体操)協会は考えていると思う」と話した。

 光男氏は「どなたかが、これを引き継いでくれれば、いつでもどうぞと。でも、本当にそれでいいんですかと。日本は今度の世界選手権で戦えますかと。それが本当に心配ですよね。辞任するかしないかなんて、あまり僕らにとって大きい問題じゃない。もう辞めてもいい」と話した。

芸能

×