星由里子さん偲ぶ会 加山雄三は「君といつまでも」と呼び掛ける

スポーツ報知

 5月に74歳で亡くなった女優・星由里子さん(享年74)を偲ぶ会が14日、東京・帝国ホテルで行われ、交流の深かった俳優・加山雄三(81)、宝田明(84)、歌手・北島三郎(81)、女優・司葉子(84)らが出席し、お別れの言葉を述べた。 加山は、星さんがヒロインを演じ、1960年代にヒットした映画「若大将」シリーズの主演。「ハワイでの仕事から昨日帰国した。ワイキキのビーチを通ったとき、撮影時を思い出した。若大将の共演は、僕の財産。いい思い出をありがとう。君といつまでも」と呼び掛けた。

 舞台で何度も夫婦を演じた北島は「家にも嫁さんはいるが、舞台での星さんが一番きれいだった。私にもったいないくらい」と感謝。映画「モスラ対ゴジラ」(1964年)など東宝映画で何作も共演した宝田は「ゴジラのサイン会でいまも毎年アメリカに年行く。星さんを呼んで欲しいと言われ、星さんも『ぜひ』と行っていたが実現できなかった」と残念そう。

 宝田が「みんな、(あの世への)順番のない順番が待っている。私と司さんが次くらいに行くので」と言うと、司から「誘わないで~」の突っ込みが。なおも宝田は「いや誘います」と返し、ユーモラスなやり取りに会場は和やかなムードに包まれた。その司は星さんと長年、同じ東宝芸能に所属し、公私に親しかった。「私は、あなたに弔辞を読んでもらうつもりだったのに。あの世の先輩として待ってて下さいね」と語りかけた。

 生涯現役だった星さん。出演映画「初恋~お父さん、チビがいなくなりました」(小林聖太郎監督)、日中合作映画「Wish You Were Here」(ケネス・ビー監督)の新作2本が来年公開されることも発表。会場では出演シーンがスクリーンに映し出された。

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