ハナコがキングオブコント11代目王者 松ちゃん「結成4年でこのレベル凄い」

スポーツ報知
「キングオブコント」を制した「ハナコ」の(左から)菊田竜大、秋山寛貴、岡部大

 コント日本一決定戦「キングオブコント2018」の決勝が22日、東京・赤坂のTBSで行われ、初出場のお笑いトリオ「ハナコ」が、11代目王者となった。

 結成4年。10組で行われたファーストステージで首位に立ったチョコレートプラネットとの14点差を逆転して、2490組の頂点に立った。ツッコミ担当の秋山寛貴(27)は信じられない様子でトロフィーを受け取り「泣きそうなんですけど…」。賞金1000万円を手にしたリーダーで大ボケ担当の岡部大(29)はあ然。小ボケ担当の菊田竜大(31)は「うれしいです」と号泣した。

 秋山と岡部で練ったネタの構成力と岡部の演技力が光った。ファーストステージは、犬の着ぐるみ姿の岡部が、飼い主役の秋山になつきながらも「エサはいらねーんだよ」などと毒づくネタで3位に。審査委員長を務めた「ダウンタウン」の松本人志(55)は「結成4年でこのレベルはすごい」と絶賛した。3組に絞られたファイナルステージは、女子高生を追いかけ続ける男子生徒のネタで爆笑をさらった。

 実は大手芸能プロ「ワタナベエンターテインメント」のトップクラスの実力派トリオだ。今年2月、事務所内のお笑い大会「ワタナベお笑いNo.1決定戦」で優勝。7月の若手芸人の登竜門「あなたが選ぶ!お笑いハーベスト大賞2018」でも頂点に立った。

 岡部と秋山は築地市場で、菊田は企業のデータ処理のバイトを週3~4回しながら笑いを追求してきた。“犬役”の岡部は先月のお笑いの収入はなかったことを明かし、「実際、犬が好きなんで買いたい」と大喜び。舞台で2人に比べて出番が少ない菊田だが、「自分を褒めてあげたい。賞金は3等分でお願いします」とメンバーに頼み込んでいた。

 ◆ハナコ 2014年10月、リーダー・秋山寛貴(27、岡山県出身)、菊田竜大(31、千葉県出身)、岡部大(29、秋田県出身)のワタナベコメディスクール12期生3人で結成。トリオ名は「老若男女が分かる、かわいげのあるものにしたかったから」と命名。3月からYouTube公式チャンネル「~ハナチャン~」を開設。

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