関ジャニ∞、台湾で初の海外単独公演 大倉忠義「6人が普通に思えるように」

スポーツ報知
グランドホテル台北をバックにした関ジャニ∞の6人

 【台北(台湾)23日=畑中祐司】関ジャニ∞が23日、台北アリーナで初の海外単独公演を行った。15周年イヤーに突入した全国デビュー記念日の22日から2日間で2万2000人を動員。村上信五(36)は「こんなに熱狂的に迎えてくれるんや、と。初心に帰れた気がする」と声を弾ませた。最後はマイクを通さず、6人つないだ手を上げ「謝謝!(ありがとう)」と思いを伝えた。

 台湾で出会えた事が嬉しくて―。

 アンコールに応えた6人は「無限大」の冒頭をすべて中国語で、さらに「台湾で」の歌詞も加えて歌った。台湾では「関ジャニの仕分け∞」が放送中。ファンクラブツアーの日本人をのぞけば、約7割が現地ファンだった。16日まで5大ドームツアーを開催してきたが、曲目や映像など、すべて台湾限定の特別仕様。ツアーの合間を縫って準備を進め、事前実施したリクエストで多かった「好きやねん、大阪。」(05年)などツアー未歌唱の6曲も盛り込んだ。

 ジャニーズ勢では14年の嵐の米ハワイ公演以来の海外公演で、台湾では12年のHey!Say!JUMP以来。安田章大(34)は「日本語を一生懸命、理解しようと勉強してくれたんだと思った」と歓迎ぶりに胸を熱くした。

 ドームツアーから渋谷すばる(37)が抜けた。今公演前、ツアー中はバンドメンバーも加わる円陣を初めて6人だけで組んだ。大倉忠義(33)は「(自分たちもファンも)6人が普通に思えるように」と結束を再確認する機会にもなった。

 10月14日には東京・NHKホールでASEAN(東南アジア諸国連合)の友好協力45周年記念の音楽祭に出演する。「(台湾公演までは)無事(ツアーを)完走できるか、に重きを置いていたけど。また来年ツアーができるならば、また台湾なのか他の国なのか」と村上。今後の海外への思いを強く、最高の形でメモリアルイヤーがスタートした。

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