“プロデューサー”山本彩 作曲した「夢は逃げない」をNMB研究生が初お披露目

スポーツ報知
山本彩が作曲した「夢は逃げない」を熱唱する、センター・大田莉央奈(手前)ら研究生

 アイドルグループ・NMB48からの卒業を発表している山本彩(25)がプロデュースするNMB研究生公演「夢は逃げない」の初日が26日、大阪・なんばのNMB48劇場で上演された。

 NMBの未来を支えるメンバーを育成するため、キャプテンが手掛けたステージ。NMBでメンバーがプロデュースを担当した公演は初めて。この日は6期生から7人が初めて劇場の舞台に立ち、ドラフト3期生との計16人が熱く歌い踊った。上演前にメンバーが組んだ円陣には、山本も交じり「楽しんで」と激励したという。

 山本は選曲、曲順にも徹底的にこだわり、アンコールで披露された公演名でもある曲「夢は逃げない」を研究生のために作曲した。作詞は秋元康氏(60)が担当。楽曲の終盤には山本が「頑張れ」とエールをおくる声が挿入されている。

 この日、センターを務めたドラフト3期生の大田莉央奈(15)は「夢は―」について「私たちの初めての曲を大事に受け継いでいきたいです。彩さんが安心して卒業できるよう、私たちがNMBを引っ張っていきます」と、初々しくも力強く、ファンに宣言した。

 公演後の会見では、大田は「彩さんの『頑張れ』という声が心に刺さりました」と感激。大田と同じドラフト3期生で中学1年の塩月希依音(けいと、12)は「これから一生の思い出の曲になると思います」と笑顔を見せた。

 会場内でライブを見守った山本は「前半は、緊張している様子で動きが固いな、リハーサルの方が良かったなという部分もあったんですけど、後半になるにつれて、自分たちのペースもつかんで、どんどん動きも表情の良くなっていったなと感じました」とコメントを発表。

 プロデュース公演については「研究生へのメッセージを込めた楽曲や、私自身が研究生へ作曲した曲もあり、もしかしたらファンの皆さんにまだなじみがない曲もあるかもしれませんが、この公演で、研究生とファンの皆さんと一緒に成長させてもらって、より良い公演を作っていただきたいなと思います」と期待した。

 10月17日には山本がセンターを務める卒業シングル「僕だって泣いちゃうよ」が発売され、その劇場版に「夢は―」がカップリング曲として収録されている。同月27日には大阪・吹田市の万博記念公園・東の広場で山本の卒業コンサート「SAYAKA SONIC ~さやか、ささやか、さよなら、さやか~」が開催される。

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