椎名林檎、新体制「news zero」テーマ曲を制作 客演アーティストは10・1解禁

スポーツ報知
「news zero」のテーマ曲の制作が決まった椎名林檎

 10月1日からフリーアナの有働由美子さん(49)をメインキャスターに迎え、新体制となる日本テレビ系「news zero」(月~木曜・後11時、金曜・後11時半)のテーマ曲が、シンガー・ソングライターの椎名林檎(39)が書き下ろした「獣ゆく細道」に決定したことが27日、明らかになった。

 林檎は今回のテーマ曲の依頼を受け、現実社会で戦う視聴者が迎える夜明けを想像しながら楽曲を制作。本人のたっての希望で、客演にあるアーティストを迎え入れるといい、10月1日のオンエアで明らかになるという。

 三浦俊明チーフプロデューサーは「少しでも明日への希望を感じる曲に」と林檎サイドにオファーしたといい「想像を大きく超えたすばらしい楽曲をご提供頂きました。心に灯がともります」と楽曲を絶賛した。同曲は2日より配信を予定している。

 ◆椎名林檎コメント全文(原文まま)

 この度は改装される好機に、主題曲をご注文くださりありがとうございます。喜び勇んでお受けしたもののいざ取り掛かろうとしましたらいきなりぽつねんとひとり、果てしない荒野に取り残されたような不安に苛まれました。おそらく生きるとは、こういうことです。それで、今回は、まさにその真っ暗な所から、見通しの利く所へ辿り着くまでの道程を描くことにしました。

 これを書くに当たっての私にはロシアW杯に於ける西野ジャパンの選手らの名プレイも過りました。特に、手足の長いベルギー選手らの中で堂々たるゴールを決めた乾の、肉体とその姿勢をはじめとするいろいろです。脳天から爪先まで知性を宿す彼らみな兎に角眩しかった。そこに至る彼らの目にした風景を想像する過程が本作にとっては何か正当な近道に思えたのでした。

 こうしてアイデンティティを持ち始めた曲が、或る詩人の筆致を求めていることに、私はじき気付きました。その人物がこれまで発してきたメッセージを、この曲の中で一度、私なりに要約できないだろうかと考えたのです。そのうえ、一緒に唄ってもらえたらどんなによいだろう、とも。それらの結果は番組放映時どうぞみなさまご自身の感覚でお確かめくださいませ。林檎。

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