宝塚月組トップ娘役・愛希れいかが本拠地とお別れ 笑顔で「ここはパワースポット」

スポーツ報知
退団セレモニーで、同時退団する憧花ゆりの(左)と、千秋楽恒例のジャンプを披露した宝塚歌劇月組トップ娘役・愛希れいか

 宝塚歌劇月組トップ娘役・愛希(まなき)れいかが1日、兵庫・宝塚大劇場でミュージカル「エリザベート―愛と死の輪舞(ロンド)―」の千秋楽を迎え、本拠地に別れを告げた。劇場前でのパレードには約1300人のファンが詰めかけた。

 2009年の入団から約9年半、トップ娘役に就任してから約6年半。サヨナラショーでは「ロミオとジュリエット」(12年)の「いつか」や、トップスター・珠城りょうとのデュエット「Love Can’t Happen」(17年「グランドホテル」)など、トップ娘役として出演した思い出のナンバーを歌い上げた。

 続く退団セレモニーでは「ちゃぴ!」と愛称でファンから声援を受け、「自分が卒業する実感があまりなく、まだ夢の中にいるような気分です。サヨナラショーをさせていただき、ファンの皆様の温かさを改めて感じ、大好きな月組の皆様の顔を見たとき、いろんな思い出がよみがえり、胸が熱くなりました」と、あいさつした。

 セレモニー終了後も、観客の“アンコール”に応えて舞台へ。「本当に緊張して、ホッとしました」。同時退団する組長・憧花(とうか)ゆりのと共に花束を手にして、月組千秋楽恒例の全員大ジャンプを披露。笑顔で宙に舞った。

 ラストステージとなった本拠地については「ここにはきっと神様がいるだろうなと思いながら公演していました。どんなに緊張していても助けてくださる。ここはパワースポットだと思います」と話した。

 東京宝塚劇場では10月19日~11月18日に上演。珠城から「皆様に愛と夢をお届けできるように頑張ろうね」と声をかけられると「ハイ!」と、元気に返答した。

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