杉良太郎、日・ASEAN音楽祭「大成功」夢は「アジアの紅白歌合戦になればいい」

スポーツ報知
ステージに集合した日本、ASEANの豪華アーティスト

 日本とASEAN(東南アジア諸国連合)の友好協力45周年を記念した「第2回 日・ASEAN音楽祭」が4日、東京・NHKホールで開かれた。日・ASEAN特別大使を務める杉良太郎(74)の呼びかけのもと、日本からは関ジャニ∞、w―inds.、乃木坂46、三代目J Soul Brothersの今市隆二、登坂広臣ら6組、ASEAN10か国から10組のアーティストが競演した。

 13年以来5年ぶりの開催。秋篠宮ご夫妻が来場されたほか、第1回に続き、音楽祭実行委員会の名誉総裁を務める安倍晋三首相(64)も駆けつけた。

 ASEAN各国からは第一線で活躍するアーティストが参加。フェイスブック、インスタグラムのフォロワー数やYouTube再生回数なども加味され、SNSを使った発信力を期待した人選となった。滞在中は人力車や金魚すくい、すしにぎり体験など浅草観光で日本の文化に触れ、3日の昼食会では参加者同士で親交を深め合った。

 杉は「東京観光をきっかけに今までにない絆ができた。大成功だったと思う」と手応えをつかんだ様子。「5年先がどうなるか分からないが、(次回は)50周年を目指したい。ASEAN、もしくはアジアの紅白歌合戦になればいい。音楽でASEANとアジアを巻き込み、楽しんでいただける時が来るかな。それが夢です」と壮大なプランを掲げた。

 自身は約2時間のイベントの大トリを務め、「神様への手紙」を歌唱。「政治、経済はなかなか国民に分かりにくく、さい疑心が働いている。気候変動があって地震や津波、世界中で思いがけないことが起こっている。文化力や音楽の力で、機運を根っこから変えて、影響を与えられるようになりたいね」。文化交流の懸け橋としてこの先も職務を全うするつもりだ。

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