山崎育三郎、ドラマで落語挑戦も「『うまく歌うな』とずっとダメ出しされた」

スポーツ報知
ドラマ撮影秘話を語った(左から)竜星涼、岡田将生、山崎育三郎

 俳優の岡田将生(29)が5日、都内で、主演するNHK連続ドラマ「昭和元禄 落語心中」(12日スタート、金曜・後10時)の試写会に、共演の竜星涼(25)、山崎育三郎(32)と出席した。

 雲田はるこの同名漫画が原作。戦前から戦後を舞台に、落語家たちの生き様を描く。師弟や男女の情愛、嫉妬、別れ、そして無二の親友の事故死を巡るミステリーの要素を含むヒューマンドラマ。

 この日、3人は劇中の紋付袴姿で登場。角刈り風のベリーショートヘアーの竜星は、落語調であいさつし、「今、落語にどっぷりつかっている自分がいる。落語のらの字も知らないような自分が稽古して、『出来心』という演目も覚えることができた。自画自賛じゃないですけど、できなかった自分が成長したところが見えて、やってきたことが少し報われた」と充実の面持ち。

 8月のクランクインを前に、落語と縁遠かったという3人は春から落語の猛特訓をスタート。正座で足がしびれるのに耐え、多くの演目を覚えた。岡田は、「1年前に(出演に関する)話を聞いた時、(演目の)『寿限無』も知らなかった。少しずつ覚える中で、落語の面白さを知った」。

 落語監修を務めた落語家・柳家喬太郎(54)からは、「落語を楽しんでほしい。自分自身のモノにしてほしい」とアドバイスを受けた。竜星は「同じ演目でも、語りが違ったり、落とし方が違う。難しい点でもあるが、自分らしくやるのが魅力」と語った。

 歌手でもある山崎も、「落語の自由さにびっくりした」。好きな演目に「野ざらし」を挙げ、「喬太郎師匠から『うまく歌うな。もっと下手に歌え』というダメ出しをずっともらってました」と告白。「うまく歌うなというのは難しくって…。あっ、ごめんなさい。自分が『うまい』みたいに言ってしまって」と冗談交じりに謝っていた。

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