「ひよっこ」続編、来年3月放送決定!有村架純「私の心もほっこり」

スポーツ報知
9月に「ひよっこ2」の茨城ロケを行った(左から)沢村一樹、木村佳乃、宮原和、有村架純、磯村勇斗、高橋來、古谷一行

 NHKは9日、女優の有村架純(25)がヒロインを演じた昨年放送の連続テレビ小説「ひよっこ」の続編となる連続ドラマ「ひよっこ2」を来年3月に放送すると発表した。

 NHK総合で各話30分の番組を4回にわたって放送する。スピンオフを除く朝ドラの続編が制作されるのは2007年放送の「どんど晴れ」以来、4作目。撮影は9月から始まっており、有村は「私の心もほっこり、見てくださる皆さまの心もほっこりすることと思います」と喜びを伝えた。

 続編は、朝ドラの最終話から2年たった1970年の東京・赤坂と奧茨城村を舞台に、有村演じる前田みね子(旧姓・谷田部)をはじめ、谷田部家を中心とした面々が繰り広げる心温まる物語。本放送に続き脚本を担当する岡田惠和氏(59)は、「『近況報告』のような続編です。『相変わらず』幸せなドラマを書きました」とコメントを寄せた。

 通算96作目の朝ドラ「ひよっこ」は、昨年4月にスタート。家族の再生を描いた物語は、終盤にかけて盛り上がりを見せ、63回連続で平均視聴率20%超え、最終回は21・4%を記録し有終を飾った。同局関係者によると、放送終了後、視聴者から「続きが見たい」「スピンオフはないの?」といった声が相次いだ。そうした要望を受け、続編の放送が決まった。

 朝ドラの続編が制作されるのは、00年度上期「私の青空」(主演・田畑智子)、01年度上期「ちゅらさん」(同・国仲涼子)、07年度上期「どんど晴れ」(同・比嘉愛未)に続く4作目。

 今年9月に茨城県内のロケから撮影をスタートし、12月に都内でスタジオ撮影を予定している。共演者は、父役の沢村一樹(51)、母役の木村佳乃(42)、夫役の磯村勇斗(26)らおなじみのメンバーがずらり。約1年ぶりに“谷田部ファミリー”と再会した有村は、「再びみね子を演じられる喜びと、キャストやスタッフの皆さんと再会できる喜びでいっぱいです。ありがとうございます」と感謝した。

 現在、9日に放送開始した主演するTBS系連続ドラマ「中学聖日記」(火曜後・10時)の撮影真っただ中。多忙な状況が続くが、「相変わらずの『ひよっこ』ファミリーで、私の心もほっこり、見てくださる皆さまの心もほっこりすることと思います」と元気よくアピールした。

 ◆ひよっこ 朝ドラ「ちゅらさん」「おひさま」を手掛けた岡田惠和氏によるオリジナル作品。東京五輪が開催された1964年から始まる物語。出稼ぎ先の東京で行方不明になった父・実(沢村)を捜すため、奥茨城村で育った“金の卵”谷田部みね子(有村)が集団就職で上京し、多くの出会いを通して自らの殻を破り、幸せな家族を取り戻す姿を描いた。みね子はヒデ(磯村)と結婚した。

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