内田裕也「とくダネ!」独占インタビューで心境を告白「今、一番面白い時期にさしかかった」

歌手の内田裕也(78)が10日放送のフジテレビ系「とくダネ!」(月~金曜・前8時)の独占インタビューに応じた。
内田は9日に都内で米映画「アンクル・ドリュー」(11月9日公開)のジャパンプレミアに出席した。インタビューはイベント後に行われた。先月15日に妻で女優の樹木希林さん(享年75)が全身がんのため死去したが、番組によると家族のことは聞いてはいけないという条件で取材に応じたという。
今の心境を「ロックンロールというのは常にロックンロールで。自分の生きてきたこと、やってきたことに悔いはないぞというハッキリここのところ確信できましたから」と明かした。さらに「老いとの向き合い方」を問われると「何やってんだこの野郎って。できるもんならやってみろっていう。それから、ついてこいっていう強いリーダーシップを持ち続けてやっていきたいなと思ってきたから、それからドラマチックな人生で今、オレは一番面白い時期にさしかかったなと思っている」と話した。
これからの夢を「このままヒット曲が出ないで欲しいなって思っています。ヒット曲を作ろうと思うとみんなダメになるから」とし、今後、コンサートも控えていることに「これで何十年続けてきたんで、これから本当に上っ面じゃなくて、さすが、すげぇなと思わせるものをやりたいなと心から思っています」と明かしていた。
内田は、イベントでエキストラ5人に押されて車いすで登壇し、胸に「69(ロック)」の番号が入ったオレンジ色のユニホーム姿であいさつした。「家族に不幸がありまして、まだ(気持ちでは)3日もたってないので、ちょっと元気がないように思えますけど、こういう時にこそ、この映画のプロモーションに出ると約束したので、ちゃんと出演するのがロックンロール魂と思ってやって来ました」と時々声がかすれ、裏返りながらも気丈に語っていた。