岩井志麻子さん、自殺したアイドル・大本萌景さん悼む「すごく真面目だったんでしょうね」

スポーツ報知
岩井志麻子さん

 作家・岩井志麻子さん(53)は11日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・後5時)に生出演し、愛媛県が拠点のアイドルグループ「愛の葉Girls(えのはガールズ)」のリーダーとして活動し、3月に自殺した大本萌景さん(当時16)についてコメントした。

 岩井さんは「萌景さんて、かわいい以前に凄く真面目だったんでしょうね。真面目で責任感が強いから『私一人我慢すればいい』とか、『親には言えない』とか『みんなが困っちゃう』とか、どんどん自分のことを追い込んでいっちゃったんじゃないか」と推測した。さらに「運営側もひどいよね。そういう真面目な子をリーダーにして、(責任を)かぶせるっていうのは」と話し、「男の子も女の子も、アイドルを目指すなら事務所選びが大事。事務所が何か強要してくるとか、登録料払えとかいうところは信用しちゃだめですよ。私のところは大手(芸能事務所)ということもあるけど、売れている売れていないにかかわらずタレントに向かって強要とか脅迫とかないし、私もそういう扱いを受けたことない。そういう事務所はやめときなさい」と説いた。

 大本さんの遺族側の説明によれば、物販などのイベントが1回平均10時間ほど。時には午前4時30分に集合し、解散が日をまたいだ午前2時になることもあり、約22時間労働を強要されていたという。

 萌景さんへのパワハラも、リーダーになった今年1月から悪質になったと主張。イベント終わりの終礼では、所属事務所の社長から4時間に渡ってやり直しをさせられたとしている。萌景さんはその日の帰りの車内で、母親の幸栄さん(42)にLINEで「もうつらい。やめたい。つらいんよ」と漏らしていた。

 グループをやめたいと思う気持ちが抑えられなくなり、萌景さんは電話で社長に直訴したという。しかし、「愛の葉Girlsを辞めるなら1億円払え」と自殺した3月21日に脅されたと友人に漏らしていたと主張。そして、電気コードをドアの一部にくくり、亡き人となってしまった。

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