羽生善治竜王、広瀬八段に141手竜王戦先勝…防衛なら前人未到タイトル100期

スポーツ報知
防衛に向けて好スタートを切った羽生善治竜王

 将棋の第31期竜王戦7番勝負第1局が12日、東京都渋谷区のセルリアンタワー能楽堂で指され、先手の羽生善治竜王(48)が挑戦者の広瀬章人八段(31)に141手で勝利し、防衛に向けて好スタートを切った。

 終盤、駒を持つ指先を震わせるシーンも見られるなど、闘志をたぎらせる将棋で先勝した羽生は「(形勢が)良くなったと思ったのは最後の最後。良いスタートが切れたので次も頑張ります」。淡々と振り返った。

 防衛を果たすと前人未到のタイトル通算100期を達成、失冠すると1990年以来28年ぶりの無冠後退となるシリーズ。挑戦者の広瀬は2010年に王位を獲得し、史上初の大学生タイトルホルダーになった俊英。今期も11連勝を記録するなど絶好調だ。

 第2局は10月23、24日に福岡県福津市の「宮地嶽神社」で行われる。

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