自身のドキュメント映像に妻・樹木希林さん 内田裕也「動揺を隠せなかったが、うれしかった」

スポーツ報知
京都国際映画祭で、よしもと祇園花月での自身のドキュメンタリー上映後、舞台あいさつを行った内田裕也(左)と崔洋一監督

 ロック歌手で俳優の内田裕也(78)が、京都国際映画祭最終日の14日、京都・よしもと祇園花月で上映されたドキュメンタリー「転がる魂・内田裕也 ザ・ノンフィクション」の舞台あいさつに、崔洋一監督(69)とともに出席した。

 同作は、2017年の「ニューイヤーズワールドロックフェスティバル」に臨む内田の1年間に崔監督が密着し、波乱の人生を振り返るドキュメンタリーで今年7、8月にフジテレビで放送された映像を再編集したもの。

 9月に亡くなった妻で女優の樹木希林さん(享年75)が崔監督からオファーを受け、7月にナレーションの仕事を務めた。樹木さんは「なんなら2人ショットのインタビューもOKよ」とも話していたという。

 内田は上映を崔監督と一緒に客席から鑑賞後、かすれた声を絞り出しながらファンにあいさつ。映像では樹木さんのナレーション映像も挿入されており「先日、他界しました樹木希林さんが出ていたので動揺を隠せなかったんですけど、(崔監督と)一緒にスクリーンを見ていて、うれしかったです」と、崔監督が演出した、粋な“夫婦共同作品”に改めて感激していた。

 崔監督によると、ナレーション収録現場で樹木さんは「これが最後のナレーションよ」と話しながらも、終始、機嫌よく仕事に取り組み、笑いながら編集映像を見て「崔さん、これ、ナレーション要らないわよ」とジョークを飛ばしていたという。

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