池上彰、“無双”のコツは「思いもよらぬ質問」

スポーツ報知
試写会に参加し、政治トークを繰り広げた池上彰と井上咲楽

ジャーナリストの池上彰氏(68)が23日、都内で行われたマイケル・ムーア監督最新作「華氏119」(11月2日公開)ミレニアル試写会イベントにタレントの井上咲楽(19)と出席した。

 池上氏は73年にNHKに入局し、社会部記者を経験。当時はムーア監督に負けず劣らず突撃取材を行っていたといい、「悪徳商法を取材する時は色々やっていましたよ」とニヤリ。現代と社会部記者時代の取材の大きな違いを「メディア器機の発達」と分析。「今でこそVTRが長くできるけど、当時はフィルムカメラ。追及して今から自供すると思ったときにカメラマンが『フィルムがなくなった』と…。フィルムも高価だったので、当時は取材に緊張感があったが、今はアイスブレイクもあり、緊張感がなくなった」と語った。

 また、政治家に思うように話が聞き出せないと悩みを持つ井上に「思いもよらぬことを聞くといい。そうすると相手は絶句するので、そこをつっこんでいく」と“池上無双”のコツを明かした。

 同作はブッシュ政権の実態に迫った「華氏911」(04年)などアメリカの現状にメスを入れ続けたマイケル・ムーア監督がドナルド・トランプ大統領を主演とし、トランプ政権の実態を暴くドキュメンタリー作。日本語字幕を担当した池上氏は「中間選挙まであと2週間。米国にどんな動きがあるのか、トランプ大統領が何を起こすのか生き生きと描いている」と太鼓判を押した。

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