十朱幸代 結婚寸前だった亡きスターとの恋を語る「心の中でお別れをしました」

スポーツ報知
自伝の出版記念イベントに登場した十朱幸代

 女優の十朱幸代(75)が28日、東京・紀伊国屋書店新宿本店で自伝「愛し続ける私」(集英社、税別1700円)の出版記念トーク&サイン会を行った。

 高校1年、15歳でデビューしてキャリア60年を誇る女優にとって初の自伝。十朱は「何が何だか分からないうちにこんな歳を取っちゃった。人生、長くなっちゃって、回転のスピードも速いのでちょっと立ち止まって」と執筆の動機を語りながら、自らの半生を「小さな頃から女優になりたくて、運良くなれて、自分の力で食べていけたらと思っていたので、まあ悪くないかなと思います」と振り返った。

 いまだ独身を貫くが、自伝の中では個人名こそ挙げていないものの恋愛遍歴もつづっている。今年5月に亡くなった歌手の西城秀樹さん(享年63)と1990年に交際が発覚し、結婚寸前まで至ったことでも知られる。「恋は私の一部。いろんな別れがありました。恋の始まりは楽しいことばかりだけど、別れは難しい。人生勉強でもあり、振り返れば、ひとつの恋が終わった時に女として成長したかなと…」と回想しながら、西城さんについて問われると「お別れしてからお目にかかってないので…。遠くから拝見すると、幸せな家庭を持たれて、ご病気もされて…。(訃報に触れ)心の中でお別れはしました。ご家庭もあるし、ファンの方が嫌がったりなさらないように、個人名は…」と語るにとどめた。「両親や家族の反対が私にもお相手にもあって。50手前だったので、仕事との両立も可能かなと思いましたけど、周りの大きな反対があったので押し切ってまでの自信はなかったです。年下キラー? ではありません…恋愛はありましたけど…」と言葉を選んだ。

 現在の恋愛事情について「相手は…女なんです」と突然の告白をして報道陣を驚かせたが「犬なんです。4歳の柴犬です。昨日も私のベッドに潜り込んできて」と笑顔を見せていた。

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