ドラえもん×相棒が初コラボ　水谷豊＆反町隆史が“出演”

　テレビ朝日系の国民的アニメ「ドラえもん」（金曜・後７時）と同局の人気連ドラ「相棒ｓｅａｓｏｎ１７」（水曜・後９時）がコラボすることが２９日、分かった。「ドラえもん」の１１月９日の放送回で、作中に相棒が登場。同局を代表する両番組のコラボは初となる。

　ストーリー題名は「あい棒」。作中ではドラえもんとのび太がテレビでドラマ「相棒」を見る。内容に触発されたのび太が「ボクも相棒が欲しい～」とドラえもんにお願いするストーリー。ドラえもんは、のび太の期待に応えるべく、一緒に担ぐと相棒になれる秘密道具「あい棒」を出す。

　アニメ内で放送される「相棒」のために杉下右京役の水谷豊（６６）、冠城亘役の反町隆史（４４）が声優に挑戦した。水谷は「いやぁ、ついにきましたか、という感じ。まさか『ドラえもん』にゲスト出演するなんて想像すらしていなかった」と感慨深げ。スタジオでは「ボク、杉下右京～」とドラえもんの物まねも披露するなどノリノリだったという。反町も「小さい頃から見ていたアニメに出演できてうれしい。『どこでもドア』と『タケコプター』がすごく欲しかったなあ」と喜んだ。

　アニメ内でも“相棒イズム”はそのまま。キャラクターになった右京を見て反町は「眉毛がそっくりですね」と絶賛。水谷も「ソリのキャラクターもハンサムだけど、ちょと芯が太い感じですごくいい」とコメント。関係者によると、アニメの右京も「細かいことが気になるのが僕の悪い癖」「おや、僕としたことが」など、おなじみのセリフで楽しませるという。

　◆過去には福山雅治、小栗旬らも登場

　「ドラえもん」にはこれまで、歌手の渡辺美里（５２）が０３年に、俳優の速水もこみち（３４）と女優の相武紗季（３３）が０６年にそれぞれ本人役で出演。また、しずかちゃんの憧れのスターとしてテレビ版に数回登場した「福山雅秋」は、当初は別の声優が吹き替えをしていたが、“本家”の福山雅治（４９）が自らラブコールを送り、１１年のテレビスペシャルと映画版に出演。俳優の小栗旬（３５）も「甘栗旬」としてテレビ（１１年）、映画（１２年）両方に出演している。