女優の江波杏子さんが肺気腫のため死去 76歳

スポーツ報知
江波杏子さん

 映画「女賭博師」シリーズの「昇り竜のお銀」などで知られる女優の江波杏子さんが、先月27日に肺気腫(慢性閉塞性肺疾患)の急性増悪のため亡くなったことが2日、分かった。76歳だった。所属事務所が公式サイトで明かした。また報道各社にFAXで発表した。

 公式サイトによると、江波さんは22日までNHKのラジオドラマの収録をしていたが、26日に体調不良を訴え、都内の病院に緊急入院。回復することなく、27日午後9時6分に息を引き取ったという。この日、近親者のみで密葬が営まれた。公表は密葬後にしてほしい、という故人の遺志により、この日の発表となった。

 所属事務所は「肺気腫は長年患っておりましたが、日常生活には差し障りなく女優業に励んでおりました。11月以降から来年にかけて、いくつかのドラマのオファーにもお引き受けすべく、私共スタッフとミーティングも重ねておりました」と説明。江波さんは最近でも2016年10月~17年3月に放送されたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」にジャズ喫茶の女主人役で出演するなど活躍を続けていた。

 所属事務所は公式サイトのメッセージを「江波杏子は私たちに別れを告げましたが、数々の映画、ドラマの中に生き続けています。皆様のお心の裡、記憶の中にも生き続けてくださることを祈っております」と結んでいる。

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