チコちゃん「紅白」出演へ 異例のクイズ出題プランも

スポーツ報知
人気上昇中の「チコちゃん」と岡村隆史

 大みそかの「第69回NHK紅白歌合戦」(後7時15分)に同局が放送する人気番組「チコちゃんに叱られる!」(金曜・後7時57分)の人気キャラクター・チコちゃんの出演が内定したことが11日、分かった。同番組の司会を務めるお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(48)の共演も検討されている。

 「チコちゃん―」は4月にスタートしたクイズバラエティー。博識な5歳の毒舌少女・チコちゃんが素朴な疑問を出題し、答えられないと、顔を真っ赤にして、頭から煙を出しながら「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱りつける。チコちゃんは着ぐるみで中に人が入っているが、頭部だけCG合成技術で加工され豊かな表情を表現している。

 声を担当するお笑いタレント・木村祐一(55)のアドリブトークも話題となり、土曜日の再放送(前8時15分)の平均視聴率が15%前後を推移する人気番組に成長した。

 今回は“平成最後の紅白”。同局関係者によると、「平成」が演出面の最大のテーマ。そこでチコちゃんが、出演者らに「平成」に関する素朴な疑問をぶつけるプランが浮上した。

 「ボーっと生きてんじゃねーよ!」は、7日に発表された「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語に選ばれた。汚い言葉遣いではあるが、流行語候補に加え、5歳のキャラが発するものとして、紅白でも“使用”するとみられる。

 岡村は出演が決まれば、2006年にゲスト出演して以来の紅白。総合司会は「ウッチャンナンチャン」の内村光良(54)が2年連続で担当するが、岡村とチコちゃんとの掛け合いは、国民的歌番組に新たな笑いを生み出しそうだ。

 ◆「平成」の朝ドラ振り返る企画も

 紅白では、朝ドラにちなんだ「平成」演出プランも検討されている。来年4月にスタートする連続テレビ小説「なつぞら」(前8時)のヒロインを務める広瀬すず(20)が紅組の司会を担当。本作は朝ドラ100作目の節目の作品とあって、これまでに放送された「平成」の名作を映像とともに振り返る企画も浮上しているという。

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