ASKA「薬物って“出会ってしまった人”」…テリー伊藤氏の直撃に

スポーツ報知
5日にツアーをスタートさせオーケストラをバックに熱唱するASKA

 12日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜・前8時)で、2014年9月に覚醒剤取締法違反などで有罪判決を受けて以来初めて、5年8か月ぶりとなる全国ツアーを5日にスタートさせた歌手のASKA(60)に、演出家のテリー伊藤氏(68)がインタビューした。

 タレント・IKKOの物真似で「お待たせ~」と明るい第一声でコンサートをスタートさせたASKA。「割とお笑い好きでよく見るんです。お客さんの高ぶりを一回落とさない」と冷静に話した。

 そんなASKAにテリー氏が切り込んだ。「すごく素敵なお客さんがいて、特別な声ですよ。宝物のような声してるじゃないですか」と声のすばらしさをたたえてから、「能力もあるし、お客さんにも恵まれてるし、どうして薬みたいなところに行っちゃうのかなって」とたずねた。

 これに対し、ASKAはまず「言い訳になっちゃうので、いろんなところで言ってなかったんですけどね、よく作品に詰まっただとか、アップダウンの多いこの業界でその苦しみから逃れるためにとか、さまざまなこと言われましたけど、全部ウソで」と話し、続けて「薬物って“出会ってしまった人”。僕はそういう言い方をしてるんですね」と独特の表現で覚せい剤との“出会い”を語った。

 覚せい剤とは知らずに使ったと言い、「覚せい剤って1回使えば10時間、目がさえるじゃないですか。覚せい剤って知らないから1時間おきに使っていたの3週間」と衝撃の使用状況を明かし、「目を覚まさないといけない理由があったので。今度はその反動で2日3日寝るんですよ、体から抜ける時に。覚せい剤っていうのは“時間の前借り”にすぎない。どうせ後で帳尻合わせないといけない。そういう風に思ってましたね」と続けた。

 引退も考えたが、再び歌うことを決め、ツアー復活にこぎつけたASKA。スタジオでこのVTRを見たお笑い芸人のカンニング竹山は「欲を言えば、CHAGE and ASKAでも聞きたいですね。ハモりとか聞きたいですよねと」と、次はChageとのコンビでの復活を願っていた。

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