ロバート・キャンベル氏、千代田線引退車両“車内パニック”に「管理するメトロに非がある」

スポーツ報知
「スッキリ」MCの加藤浩次

 日本文学者で東大名誉教授のロバート・キャンベル氏(61)が13日、コメンテーターを務める日本テレビ系「スッキリ」(月~金曜・前8時)で、11日に起こった東京メトロ千代田線の車両引退イベントでの“車内パニック”について言及した。

 原因は1971年にデビューし、353両が製造された千代田線6000系。鉄道愛好者団体である「鉄道友の会」から優秀な車両に贈られる「ローレル賞」を受賞しているが、老朽化や新車両導入で引退することに。騒動は同車両のラストランで、霞ヶ関駅から綾瀬駅までの特別運行車内で起きた。

 車両引退イベントに押し寄せた鉄道ファンと一般乗車客で車内は“すし詰め”状態に。車内では「子どもが危ない」「スペースあけろ」「非常ボタンを押した方がいい」「写真どころじゃない」「命に関わる」など怒号や叫び声が上がり、収拾がつかず非常通報ボタンを押す騒動となった。

 同車両に乗車していたという客は「スッキリ」のインタビューに「人が集まりすぎて、押されてけがをしそうだったり、1か所に集まりすぎていた。途中の駅からだんだんドアが壊れはじめて、開く時と閉まる時がおかしくて、途中で詰まるような感じだった」と振り返った。MCの加藤浩次(49)は「集団心理でどんどんみんなが前にいってしまった」と嘆いた。

 キャンベル氏は「管理し、運営するメトロに非があると思う。SNSで拡散させることができるかは、運営側の実績に関わるので、撮らせたいという心理も動く。あれだけの人たちが集まっているのは運営する側の(責任)だと思う。3年前にシカゴで70年代の始めにリタイアした車両に始発から乗せて途中で乗せないで終点まで行って戻ってくるということを管理した形でやった。途中で人を乗せるのはだめ。運営が緩いと思う」と指摘した。

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