イッテQ 日テレ社長が謝罪「祭り企画」は休止

スポーツ報知
日本テレビ社長で民放連会長の大久保好男氏

 日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」(日曜・後7時58分)の人気コーナー「祭り企画」が「やらせ疑惑」などと報じられている問題で、同局の大久保好男社長(68)が15日、都内で、会長を務める日本民間放送連盟(民放送)の定例会見を行い「多くの関係者の皆さんにおわびを申し上げます」と謝罪した。

 前半は民放連の会長として会見。後半、イッテQの話題になるとイスから立ち上がり「疑念を生み、心配をおかけする事態となりました。視聴者の皆さん、出演者の皆さん、現地で制作に協力いただいた皆さん、多くの関係者の皆さんにおわびを申し上げます」と頭を下げた。

 今回、争点となった「祭り企画」。社長は「制作陣が祭りの解釈を拡大しすぎて、祭りとイメージするには無理があるものまで祭りとされていた」と説明。「今回『橋祭り』としてきたが、この祭りも宮川(大輔)さんのチャレンジ企画として紹介して放送したらよかった、と制作陣は反省している」と話した。これまで111回放送された人気コーナー「祭り企画」は当面の間、放送を休止することも明かした。

 会見では再三「やらせという認識はあったのか」との質問が出たが「制作陣にやらせ、でっち上げの認識はなかった」と説明。「制作陣が祭りの解釈を拡大しすぎて、祭りとイメージするには無理があるものまで祭りとされていた。大規模で歴史的なお祭りから、地域で行われている収穫祭や、コンテストなど愛好家だけが集まる個人的なゲーム、試合などの催しも企画の対象にしていた」と釈明した。

 あくまで出演者には非がないことも強調。先日の収録でMCの内村光良(54)が謝罪したことも明かし「すべて日本テレビの責任であります。内村さんが謝罪された事態に至ったのは恥ずかしい思い」と述べた。

 今後は社内でチームを作って調査する。時期は明かされなかったが、関係者の処分などは。「調査で責任の所在が判明してから。どこに問題があったか明らかになってから」とした。

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