東国原英夫氏、永世名人に一歩近づく…夏井いつき先生「これがやれるのが名人です」

スポーツ報知
東国原英夫氏

 15日放送のTBS系「プレバト!!」(木曜・後7時)に元宮崎県知事の東国原英夫氏(61)が出演。俳句の「永世名人への道」で一歩前進した。

 同企画は、俳人・夏井いつき先生(61)による俳句の査定で、名人十段を獲得した出演者が、5つ前進すると「永世名人」の称号を得られるというもの。通常より厳しく査定され、できの悪かった俳句には後退もある。

 東国原氏は「とにかく気合入れてきました」と自信満々。「朝食の風景の写真で一句」というお題に「炊き出しや 並べば遠き 秋の雲」と詠んだ。

 「これはね、災害じゃなくて生活困窮者の方を想像して下さい」とし、「“炊き出しや”、炊き出しね“や”です。ここで切るんです」と強調。「炊き出しの風景が(連想されて)、ここで並ぶんですね。そしたら遠き秋の雲。遠き秋の曇って言うのは自分の過去だったり故郷だったり」と説明した上で、「自分は炊き出しに並んでいったい何をやってるんだろう。これからの生活どうなるんだろう。それでちょっと雲を見ると故郷だとか家族だとかそういったものが思い出せる」と解説した。

 自信満々に話す東国原氏だったが、夏井先生がこの句の評価のポイントを「“や”の是非です」と話すと、「やっちゃった」と不安そうな顔つきに。しかし、夏井先生の査定は「一つ前進」。東国原氏は「どきどきさせないで」とホッと笑顔をみせた。

 夏井先生はこの句を「これはね“や”をちゃんと思い切って使ったなというのを本当にほめたいと思います」と話し、“や”を使うことで「大きなお鍋だったり注いでいる大きなしゃくしとかね、お玉とかね、見えてくるでしょう。そこでカットが切り替わると並べばという風にくる。そうすると広い光景にカットが替わるというこの編集効果というのがこのや一つで生まれるわけです」と説明。「言葉で映像を描くという意味を、はっきり分かってるんですね」とほめ、“並べば”という表現についても高評価、「これがやれるのが名人です」と東国原氏を絶賛した。

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