北川悦吏子氏、朝ドラ執筆に追い込まれ「夜中に夢遊病で起き出してフライパンで料理してました」

スポーツ報知
トークショーを行った岩井俊二監督と北川悦吏子氏

 小説家・映画監督の岩井俊二氏(55)と脚本家・映画監督の北川悦吏子氏(56)が16日、岩井氏の最新映画「Last Letter」(来年公開)の原作小説「ラストレター」(発売中、文芸春秋)の刊行記念トークショーを東京・ブックファースト新宿店で行った。

 長年の友人で映画「ハルフウェイ」や「新しい靴を買わなくちゃ」では監督(北川氏)、プロデューサー(岩井氏)としてコンビを組んだ2人。北川氏に「岩井さんは中学生が好きだよね。なんであんなに中学の恋愛感情がリアルなんですか。気持ち悪いくらいに。高校生は書かないの?」と攻め込まれた岩井氏は「高校が男子校なので空白化してるんですよ。いや、書いてみたい気持ちはあるんですけど…」と応じたが、北川氏は「でも…読んでみたくないかも」と突き放して笑いを誘った。「岩井さんから学んだのはオタク度。人に見てもらうためではなくて、自分がどんなものを作れるかというのが本物のクリエイターだから」と感謝した。

 脚本を手掛けたNHK連続テレビ小説「半分、青い。」の放送が9月末で終了した北川氏は「朝ドラなんてチョロいと思っていたけど、100回を超えた頃から掛けなくなり…夜中に夢遊病になって起き出してフライパンで料理しました。旦那からは『終われば治る』って言われたので頑張りました」と壮絶な日々を振り返っていた。

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