滝沢秀明、来年も「滝沢歌舞伎ZERO」初の演出専念

スポーツ報知
「滝沢歌舞伎2018」に主演した「Snow Man」

 「タッキー&翼」の解散を経て年内でタレント業を引退する滝沢秀明(36)が06年からライフワークとして続けてきた舞台「滝沢歌舞伎」が、新たに「滝沢歌舞伎ZERO」として京都・南座(来年2月3~25日)、東京・新橋演舞場(同4月10日~5月19日)で上演されることが16日、発表された。ジャニー喜多川氏(87)が企画・構成・総合演出、滝沢も演出で参加。キャストは、ジャニーズJr.のユニット「Snow Man」のほか、関西ジャニーズJr.らが中心となる。

 滝沢プロデューサーの本格デビュー作が明らかになった。「―ZERO」は、滝沢が生まれ変わりの意味を込めて自ら命名。もともとは「滝沢演舞城」として初演し、10年からは演出と主演の2役をこなしてきた。10周年の15年にはシンガポール公演も行った。16年からは先輩のV6・三宅健(39)を迎え入れ、常に進化を求め続けてきた。初めて演出に専念する新作。内容は今後になるが、通算705公演を誇るこれまでの舞台を踏襲した上で、新たなエンターテインメントを作り上げるという。

 メインキャストの「Snow Man」は、ジャニー氏が初めて製作総指揮を手がける「映画 少年たち」(来年3月29日公開、本木克英監督)に出演することが発表されたばかり。「滝沢歌舞伎」には、グループ結成した12年から出演し、名物演目「腹筋太鼓」「鼠小僧」でも重要なポジションを担ってきた。

 滝沢のもとで長年鍛錬を積んだ6人。「引退」という一大決心を下した滝沢の思いは、後輩も重く受け止めている。岩本照(25)は「僕たち後輩も大きな衝撃を受けた滝沢くんの引退宣言。同時に『滝沢歌舞伎』の心配を皆さんがされたと思う。でも安心してください。滝沢くんが創り出す和のエンターテインメントを、滝沢くんの魂が宿る舞台を、僕たち後輩がしっかり引き継いでいきます」と力を込めた。

 ◆「滝沢歌舞伎」の歩み

 ▼06年3月7日 東京・新橋演舞場で「滝沢演舞城」初演。当時23歳は男性で同劇場史上最年少座長

 ▼10年4月 「滝沢歌舞伎」と名前を変えて東京・日生劇場で上演

 ▼13年4月 4年ぶりに新橋演舞場で上演

 ▼14年3月 初地方となる博多座公演を開催

 ▼15年8月 10周年記念で初海外のシンガポール公演を開催

 ▼18年6月26日 名古屋・御園座で通算700公演達成

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