ノムさん、愛妻・沙知代さんの墓前で「母ちゃん、まだ呼びにくるなよ」

スポーツ報知
おしどり夫婦だった野村克也(右)、沙知代夫妻

 17日放送のBS朝日「ザ・ドキュメンタリー」(土曜・後7時)では、「“悪妻”という人生を生きて…野村克也・沙知代夫妻の真実」として、元楽天監督の野村克也氏(83)と昨年12月8日に亡くなった夫人の沙知代さん(享年85)について特集した。

 沙知代さんは歯に衣(きぬ)着せぬ言動で、“サッチー”の愛称でお茶の間の人気者だった。しかし浅香光代(90)との「ミッチー・サッチー騒動」「経歴詐称」「脱税で逮捕」などで世間を騒がせ、バッシングの集中砲火を浴びた。

 ノムさんは、南海時代に沙知代さんと交際を開始したが「陰でコソコソしてたみたいね。選手に一言二言言ったり、『あんたしっかりしなさいよ』とか。黙っていられない性格だから、選手に文句言ったり…。俺は全く知らなかった。選手は大変だよ」と苦笑。球団から「女をとるか野球をとるか」と迫られ、その結果、選手兼監督だったノムさんは77年に解雇されることに。ロッテ、西武で選手生活を終えた。それでも、沙知代さんと寄り添い、その後、ヤクルト、阪神、楽天で監督を務めた。

 カメラはノムさんの墓参りにも同行した。沙知代さんの墓前でノムさんは「母ちゃん、まだ呼びにくるなよ。こんな所で寂しいよな。なんで先に逝っちゃったのよ。先に逝くなよとあれだけ言ってたのに、裏切りおって」と語りかけていた。

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