田畑智子、伊東四朗に抱擁されたことで女優人生最高の演技ができるようになった

スポーツ報知
田畑智子

 女優・田畑智子(37)と俳優の伊東四朗(81)が23日放送のTBS系「爆報!THE フライデー」(金曜・後7時)に出演し、2000年度前期のNHK朝ドラ「私の青空」撮影時のエピソードを語り合った。

 田畑は「私の青空」でドラマ初主演。朝ドラ史上初のシングルマザーを題材としたヒロイン「北山なずな」を熱演した。伊東はその父「北山辰男」を演じた。撮影初日に、ストーリー上は後半にある、なずなと辰男の別れのシーンを撮ることになったという。難しい設定に本番になってもまったく気持ちの整理がつかない田畑に、現場の伊東から「ちょっと抱きしめさせてもらえないか」と要望。

 田畑は伊東に抱擁されたことで肩の力が抜け、無心になれたという。そうして女優人生で最高とも言える奇跡の演技が生まれた。

 番組の企画で、田畑と伊東は約16年ぶりに再会した。田畑が飲食店で「私の青空」の撮影当時を振り返っていると伊東がサプライズ登場。伊東の姿を見た田畑は「お久しぶりです。お父さん」と号泣しだした。

 そして、ずっと心にひっかかっていた「なぜあの時抱きしめてくれたのか」という疑問をぶつけると、伊東は「ちょっと私も悩んでいたんで、抱きしめようと思っていた訳じゃない。最初は新人の子だし、『ここはこういう風な感じなんだよ』と伝えようと思っていた。でも言うだけじゃ何にも伝わらないと思って、ああいう行動になった」と返答した。

 さらに「抱きしめることによって、娘に対する気持ちが通い合うんじゃないかなと思って」と続けると、田畑は「伊東さんがそう思ってくれなかったら、今の自分はなかったかもと思っています」と感謝。

 この発言に伊東は「俺、責任重大だったね」と返し、場を和ませていた。

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