福田こうへい、大量吐血で緊急入院…胃と食道の接合部を裂傷

スポーツ報知
緊急入院したことが分かった福田こうへい

 演歌歌手の福田こうへい(42)が、23日に胃と食道の接合部が裂けて大量吐血したため緊急入院していたことが25日、分かった。

 福田は23日に福島・白河市で午後1時から昼公演を行ったが、体調不良を訴えてアンコールと握手会を急きょ中止。直後に楽屋で吐血した。吐血量が尋常ではなかったため、同5時半からの夜公演を中止し、同市内の病院に救急搬送された。

 検査の結果、胃と食道の接合部付近に亀裂があることが判明。止血剤や点滴でも症状は改善せず、急きょクリップで止血する応急処置をした。24日は仕事がオフだったため、同病院で終日静養。現在も出血は続いているため貧血状態で、食欲は極めて少ないという。

 この日は福島・古殿町で「NHKのど自慢」に生出演。体調が万全でない中で新曲「天竜流し」を力強い歌声で熱唱し、45分間の本番後も会場の観客向けに2曲を歌唱するサービスぶりを見せた。終演後に故郷の盛岡市に戻って緊急入院し、精密検査を受けた。詳しい病状は26日に判明する。

 これに伴い、当面の間は歌手活動を休養する。27日の福岡・飯塚市、28日の長崎・諫早市の公演はそれぞれ中止が決定した。その後の活動は、診断結果を見て判断するという。

 所属事務所によると、福田は今月頭に下血するなど体調を崩していた。昨年までNHK紅白歌合戦に2年連続出場したが、14日に発表された今年の出場歌手に名前はなく、精神的ショックは大きかったとみられる。

 日常的に飲酒をしている福田だが、内臓の病気は今回が初めてという。昨年10月には過労による咽頭炎などで緊急入院し、コンサートを中止するなど約2週間休養。2年連続で自身の体調不良による公演中止となり、福田はファンへの申し訳なさと悔しさを口にしているという。

 ◆福田 こうへい(ふくだ・こうへい)本名・福田廣平。1976年9月21日、岩手・盛岡市出身。42歳。民謡大会で日本一になるなど各地のコンクールで約20回優勝。2012年10月に「南部蝉しぐれ」でメジャーデビューし、30万枚のヒット。13年日本レコード大賞新人賞。NHK紅白歌合戦は13、14、16、17年と4回出場。父親は岩手で有名な民謡歌手・福田岩月(がんげつ)さん(05年死去、享年52)。血液型O。

芸能

×