サンミュージック50周年式典にタレント160人集結 第1号の森田健作「私の人生のすべて」

大手芸能事務所「サンミュージック」が27日、都内ホテルで創立50周年記念式典を行った。
1968年11月27日に創立し、この日で丸50年。所属タレント第1号で千葉県知事の森田健作(68)をはじめ、西郷輝彦(71)、野村将希(66)、牧村三枝子(64)、カンニング竹山(47)、ダンディ坂野(51)、ベッキー(34)ら160人が出席した。写真撮影では全員でダンディの一発ギャグ「ゲッツ!」のポーズを決めた。
あいさつに立った森田は、自身を見い出した同社創業者で相澤秀禎会長(2013年死去、享年83)を思い、「会長は生前、『なんとしても50周年、俺はやりたいんだ』と言ってた。(亡くなってしまい)残念でしたが、今日の皆さんの姿を見て満足してると思います」と感慨深げに語った。
自身は71年に日テレ系「おれは男だ!」が大ヒットするなど俳優として活躍し、現在は千葉県知事に。デビュー50周年を迎え「50年、早いな~」としみじみ語った。「桜満開の時期もあり、真冬のトンネルに入った時もあった。自暴自棄になりそうでしたが、『出口のないトンネルはない』と自分に叱咤激励してやってきたら出口がありました。まぶしい日差しを浴びることができた」と語った。
50年前、元専務の福田時雄名誉顧問にスカウトされた。ハンバーグや寿司など大好物をごちそうされ、「芸能界に入ったら、うまいものが毎日食べられるんだぞ」と説得され、「よろしくお願いします!」と事務所所属を決めた。
人気絶頂時は「ファンレターは1日1000通きた」と森田。当時は多忙を極め「今、過労死って言うけど、あの頃のスケジュールなら3~4回死んでますよ。朝食を夜8時頃食べたり、移動中に菓子パンを食べながら寝てた」と苦笑い。50年を歩んできたサンミュージックは「私の人生の全てです」と言い切った。
また、同社の相澤正久社長(69)は「会長がいつも言ってました『タレントと社員は大切な家族』が創業以来の理念です。先人たちが培ってきた社風をこれからも継承して、常に改革意識を持って皆様に夢と感動を届ける会社を目指してまい進する所存です」とあいさつした。